点から線へ…沿道修景
2025年09月20日
[宮崎県]
岩切章太郎(3)

フェニックスを植樹し、南国宮崎の景観をプロデュースした岩切章太郎。
宮崎観光の父と称された男は、更に時代の先を行く構想を描いていました。
最盛期には全国の新婚カップルの約3分の1が訪れ、一大観光地となった宮崎。多くのカップル・観光客が岩切プロデュース・堀切峠周辺の南国ムード溢れる景観に酔いしれました。
ただそれも、岩切の構想の一部に過ぎなかったのです。

株式会社無尽灯 代表取締役 黒木ゆきさん
「岩切さんはバス事業を行っていたので遊覧というかお客様がずっと飽きない景観を作っていくことを第一にされていました。点であった景色をどんどん線で繋げて車に乗っている間ずっと美しい景観が楽しめるように岩切さんは考えて植栽されたということですね。」
日南海岸沿いにフェニックスなどを植栽。まさに日本で初めてのロードパークでした。
のちに宮崎県は全国に先駆けて“宮崎県沿道修景美化条例”を制定。沿道を整備し美しい景観を保つという思想は各地へと広がっていくのですが、岩切の構想はその先駆けといえるものでした。
株式会社無尽灯 代表取締役 黒木ゆきさん
「日本においては先駆者といえると思います。ロードパークというものを知らないままロードパークを作ってきていた。それがきっかけとなって国定公園に指定される流れができましたので。」
時代を先取りする大胆な構想で故郷・宮崎をプロデュースしていった岩切。その情熱の灯は今も灯り続けていました。