日本を動かした希望
2025年10月25日
[長崎県]
亀山社中(4)

坂本龍馬が亀山社中でつかんだ希望。
それは長崎の地でさらに広がっていきました。
亀山社中は、薩長同盟という幕末最大のプロジェクトを仲介し、日本の未来を動かすきっかけを作りました。その経験を経て次に目指したのは、自分たちが時代を動かす組織、海援隊。
世界龍馬楽校 柴崎賀広 主宰
「亀山社中と海援隊は、自分たちが船を使って商社的なことをやろうとしていた。
それはずっと一緒だと思います。ただ、そういうことができる社会にするために、亀山社中では薩長連合の方に動いて、海援隊になってからは、大政奉還の方に動いた。手段が違ったと思います。」
大政奉還は、海援隊の政治的使命だったのです。亀山社中はおよそ1年8か月、海援隊は、わずか1年という短期間での偉業でした。それは、海外との交流があった長崎だからこそ実現できたのです。


長崎で希望をつかみ、夢を実現した坂本龍馬。
その精神を後世に残すため、有志たちによって新たに神社が建立されました。
亀山社中ば活かす会 黒岩信之 監事
「龍馬の精神というものがね、長崎には宿っている。龍馬は夢を持って夢を実現したから。
だから、それをやっぱり証しとして、神社があれば、もっと夢が広がるんじゃないかな。」
幕末、坂本龍馬が長崎で過ごした期間はわずか3年でしたが、その精神はこの地に息づき、未来へとつながっています。
