MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

放送内容

人参畑の暴れん坊たち

2025年12月13日

[福岡県]

興志塾(2)

高場乱の銅像

武士道精神を持った女傑「高場乱」によって創設された「興志塾」。
だったのですが…。

興志塾の塾生たちは、荒くれ者の集団だったのです。

福岡市博多区にある人参公園。このすぐそばに「興志塾」を開いたのが高場乱(おさむ)でした。

幕末、福岡藩医の流れをくむ眼科医の次女として生まれた乱は、家督を継ぐ男子として育てられ、10歳で帯刀を許される身分となりました。
乱が開いた「興志塾」、「学びたい」者なら誰でも入門できたため…。

興志塾には、豪傑や野心家など暴れん坊ばかり集まっていたので
「梁山泊(りょうざんぱく)」と呼ばれておりました。

塾生たちは学問だけでなく、寝食をともにし、有り余るエネルギーを相撲で発散するなど血気盛んな者たちばかり。

乱は、「志」を立てることを彼らに説きました。
なぜ学ぶのか?どう生きるのか?

乱は常に塾生たちと語り合い、時に反発もありましたが、彼らの中にはちゃんと「志」が芽生えていました。

「“志”とは自らを奮い立たせ、律し、無知を自覚し、生かされている存在であることを認知する」。

誰もが一目置く男装の塾長が凄いことを教えてくれるらしい。噂を聞きつけ、ある男が乱の元へ。
この男、後に明治、大正、昭和の政財界でその名を轟かすことになるのです。

過去の放送内容