独楽師が作る博多独楽
2026年03月21日
[福岡県]
博多の伝統工芸(3)

究極のバランスで魅了する博多発祥・独楽の曲芸。
それを可能にする精巧な独楽は、独楽師自身の手で作られていました。
筑前博多独楽の20代当主・筑紫珠楽さん。
驚異の技を披露する曲芸師であるとともに独楽作りの職人でもあります。
筑前博多独楽 独楽師 三代目 筑紫珠楽さん
「廻すことを突き詰めて初めて独楽がわかるようになるので、独楽の健康状態というか、良い独楽が作れるようになります。寸分の狂いもない独楽でないといけないので、昔から博多独楽は曲芸師が作ると決まっています。(独楽師自ら独楽を作るのは)たぶん博多しかないです。私ども以外は聞いたことがないので。」
「独楽は独楽師自らが作るもの」。
代々伝わる教えは、他では例がない博多独楽唯一無二の伝統です。珠楽さんも母である先代から伝統を受け継ぎ更に後世へと伝えていきます。

こうして次世代へと継承していくことで伝統工芸は歴史を刻んできました。
約400年続く博多曲物の柴田家。
柴田玉樹さんは父の死後、18代目にして初の女性当主として家業を継いでいます。
博多曲物師 柴田玉樹さん
「17代の父が亡くなった後、後を引き継ぐ人がいなかったら途絶えてしまうじゃないですか。じゃあもう私がするしかないじゃないと。良い物を作っていけば男性女性関係なく認めてもらえるかなと思って。」
伝統を途絶えさせてはいけない…。
その思いは、更に次世代へ。