伝統をつなぐ
2026年03月28日
[福岡県]
博多の伝統工芸(4)

博多が誇る多彩な伝統工芸。
後継者不足が深刻な時代にあって、頼もしい次世代の息吹も芽生えてきています。
杉や檜の板材を曲げ、桜の皮で綴じ合わせる博多曲物。
弁当箱やおひつなどで水分を適度に調節する機能を持つと同時に、横に伸びた木目は癒し効果もあるとされています。
約400年続く柴田家で女性として初めて家業を継いだ柴田玉樹さん。
伝統を途絶えさせないという強い思いで挑戦を続ける母のもとで、修業に励む息子たちの姿がありました。

【長男 昌吾さん 次男 佳吾さん】
「(昌吾)400年続いてきた歴史があって途絶えさせるわけにはいかんなというところと手作りで作る楽しさが一番面白いかなというところで。(佳吾)自分は黙々とする作業が好きだったので曲物作りが合っていた。兄も将来継ぐというので2人だったら何とかできるんじゃないかということで自分も継ごうと決意しました。」

今や海外からも注目される博多の伝統工芸。去年、リニューアルオープンしたはかた伝統工芸館でも、その魅力を次世代に広げていくため様々な発信を続けています。

【はかた伝統工芸館 八田美穂子副館長】
「後継者不足は課題にはなっていますが、そういう中でも博多の張子の後継者も育ちました。福岡博多の伝統工芸そして作家さんたちの可能性を広げていけるような役割になれればいいなと思っています。」

長い歴史を刻んできた博多の伝統工芸は、未来へ向け更に進化していきそうです。