非日常の空間づくり
2026年08月15日
[福岡県]
天神地下街(3)

今年開業50周年を迎える天神地下街。
開業当時に掲げたコンセプトとはー。

天神地下街が開業した1976年。日本は高度経済成長を駆け抜け新たな時代を迎えていました。ちょっと贅沢で豊かな暮らしへの願望。そんなニーズに応えるために掲げたテーマが、ライフクオリティーでした。

福岡での街作りには、日常から離れた夢のような空間が求められているー
事前リサーチからそう分析したプランナーの発案で決まったのが19世紀ヨーロッパのデザインでした。
地下街全体を彩るデザインに相応しい専門店街を目指し、描いたのは地下街を「おしゃれの街」「プレゼントの街」「レジャーの街」と三つのゾーンに分けることでした。
さらに、本場ヨーロッパの専門店を実現するために、ある試みを実行しました。

福岡地下街開発 森髙凌平主任
「天神地下街の開業前に、ヨーロッパのお店の作りや接客を学ぶために、開発チームと当時のテナントオーナー合同で視察研修に行っていて、一生懸命ヨーロッパの街を再現するために努力したと聞いています。」
視察を通して学んだのは、接客やディスプレイと共に、どの専門店も街に馴染んでいることでした。

開業から半世紀におよぶ天神地下街の歴史は、福岡の急速な都市発展とともに著しい進化を遂げています。福岡の街が広がるたびに、地下街も広がっていったのです。