守り続けて半世紀
2026年08月29日
[福岡県]
天神地下街(5)

およそ150の専門店が軒を連ねる天神地下街。
時代とともにその顔ぶれが変わる中、開業から50年、変わらず看板を守り続ける店がありました。

地下鉄天神駅の改札口そばにある喫茶店「チロル」。
天神地下街開業当時から営業を続けてきました。自慢の珈琲とともに愛されてきたのは、名物チロルドッグです。

カフェチロル 長野勝治 店主
「小さな子どもからおばあちゃんまで好評です。家に帰って次の朝、朝食として食べるって聞きました。50年を迎えますが、父が守ってきたので、私もできる限り守っていきたい。」

そしてもう一軒は、出雲そば・加辺屋(かべや)。
天神地下街への出店は、先代たっての希望だったそうです。
出雲そば 加辺屋 山崎菜津子 店長
「昭和40年代、東京・八重洲の地下街は人の流れが多かった。父は、これからは地下の時代だ!と思ったそうです。天神地下街の募集があった時に、出店することを決めました。」

地下街の未来を予見していた父・俊郎さん。その思いからこんな強い願いがー。
出雲そば 加辺屋 山崎菜津子 店長
「天神地下街って、雨が降っても暑くても、お客様が絶えないんです。父からは、天神の一番中心で、こんなにいい場所は他にはない、本店を閉めても地下街だけは開けるようにと言われています。」
天神地下街開業から50年。取り巻く環境は大きく変化しましたが、当時と変わらない味わいが私たちを出迎えてくれます。