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アジアへ広がる『ふりかけ』スピリット

2017年04月22日

[熊本県]

元祖ふりかけ編(4)

今週は、100年の時を経て、発祥の地・熊本からアジアへ広がり始めた「ふりかけ」スピリットに迫ります。

今からおよそ100年前の大正初期に、日本で最初に製造されたふりかけの元祖「御飯の友」を考案したのは、熊本の薬剤師、吉丸末吉でした。当時、カルシウム不足だった庶民を救うためでした。以来、熊本県民に親しまれてきた「御飯の友」。このふりかけが俄かに脚光を浴びたのは、平成6年のことです。全国ふりかけ協会が「御飯の友」が日本のふりかけの元祖だと認めたことがきっかけでした。

熊本の人にとっては、故郷がふりかけ発祥の地として認められたわけです。故郷発祥のソウルフードを海外にも広めたい。2013年、熊本の人々は官民一体となって「国際ふりかけ協議会」を設立。東南アジアへの販売計画を立てたのです。日本と同じ米を主食としている人々に、御飯にかけるだけという手軽さと、栄養面でもバランスが良いふりかけを広めたいという思いからでした。いつの日か、タイやベトナムの子供たちが学校給食で食べる日が来て欲しい。その思いは100年前、カルシウム不足を補うために「御飯の友」を考案した薬剤師・吉丸末吉がふりかけの開発に込めたスピリッツそのものでした。

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