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被災者の心を満たしたソウルフード

2017年04月29日

[熊本県]

元祖ふりかけ編(5)

今週は、昨年の熊本地震で被災した人々を喜ばせたふりかけにまつわる感動のエピソードを紹介します

昨年4月、熊本を襲った大地震は熊本市内にあった「御飯の友」の製造工場にも甚大な被害を与えました。原料を詰めていた缶が倒れ、製造はストップ。それでも社員一丸となって、約2週間で製造を復活させました。実は、復活へ向け彼らの心を動かす出来事があったそうなんです。

それは震災直後のこと。製造工場近くに急きょ開設された4か所の避難所に、社員たちは倉庫に保管されていたふりかけを支援物資として届けました。おにぎりが食べられるだけでもありがたかった被災者たちに、届けられたふりかけは大好評となり、感謝の言葉が次々と寄せられたそうです。真っ白なおにぎりにかける、ふりかけに心を満たされた被災者たち。社員たちはあらためて、ふりかけに込めた創業者の想いを再確認できたそうです。

「御飯にかけるだけで、栄養価に優れた保存食を作りたい」

100年前、熊本の薬剤師が作ったふりかけは、時代を越えて復興を目指す熊本の人々の心を、これからも満たしていくことでしょう。

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