MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

放送内容

西洋砲術への目覚め

2021年03月06日

[長崎県]

高島秋帆(1)

幕末、日本が開国へ舵を切るきっかけとなったペリー来航。しかし、これより前に近代化を見据えていた人物がいました。西洋砲術のパイオニア・高島秋帆。今月は、長崎から日本の未来を切り開こうとした男のスピリットに迫ります。

高島秋帆は、今から223年前(1798年)、高島家の三男として今の長崎市に生まれます。高島家は代々長崎の町年寄として市中を治める名家でしたが、秋帆の父の代から長崎奉行の命で出島の長崎オランダ商館に設置された台場を任されることになるのです。

台場とは、外敵の侵入や攻撃を防ぐための大砲が備えられた場所のこと。
秋帆も父から砲術を学び出島の台場を守るようになります。

父親の影響で砲術家になったんです。

秋帆は父と同じ和流砲術の師範となるのですが、のちに西洋砲術に目を付けます。
そこで出島にいたある人物から西洋砲術の指導を受けるのです。

大分・佐伯藩の野村家から見つかった書物には、ここにシーボルトを意味する“西洋シイホル”より高嶋先生江相傳の砲術と書かれています。
つまり、秋帆はシーボルトから西洋砲術の基礎を学んでいたんです。

父の後を継いだ末に日本の近代化に大きく貢献した秋帆。
実は、父が出島の台場を任されるようになったのは、ある事件がきっかけでした。

過去の放送内容