賢く消費!『野菜の手当て』
2022年08月30日
[番組で紹介した情報]
野菜の重ね煮 (簡単ラタトゥイユ)
★野菜は冷蔵庫の残り物でも何でも大丈夫
★水分の多い野菜を必ず加えることがポイント
【基本の材料】
・完熟トマト(輪切り) …3個
・カボチャ …1/4個
・タマネギ(くし切り)…1個
・ズッキーニ 小(輪切り)…1本
・ナス(半月切り もしくは輪切り)…1本 まで
・ピーマンやパプリカ…2個
※サヤインゲンやオクラなどお好きな夏野菜でもOK
※野菜は器に合わせて食べやすい大きさに切ればOK
・ 塩…野菜の総量から0.8%目安の量
【作り方】
① 厚手の鍋にトマトを敷き詰めて 塩と野菜を重ねて入れていく
② フタをして中火にかけ沸騰したら弱火にして20分ほど (焦げないように) 煮込む
フタをはずし 水分をとばしてさらに5~10分煮る
野菜が柔らかくなったら出来上がり
<ポイント>
・トマトは水分が多いので一番下に! パプリカは一番上にすると彩りがキレイになります!
・野菜の水分が出るまでは弱火で焦がさないように注意しましょう
・冷蔵庫に保存して オムレツ・スープ・パスタなどアレンジに便利!
① “手当て”前の大事なポイントは
『どの野菜を買ったか』よりも『どこで買ったか』
野菜を置いている店舗形態で収穫後の状態が若干変わることに・・・!!
=店舗は大きく分けて2種類=
・「産地直売所」…近隣の生産者が収穫した野菜が すぐに店頭に並び“常温陳列”が多い
・「大型スーパーマーケット」…全国各地から収穫後すぐ冷やされ冷蔵車で運搬する『コールドチェーン』で届き“冷蔵陳列店舗”が多い
② 手当ての方法
・常温陳列されていた野菜…入っている袋を確認!穴があいていなければ袋の両端をハサミでカット
2~3日はそのまま常温保管でもOK
・冷蔵陳列されていた野菜…袋から取り出し新聞紙またはキッチンペーパーでくるみ
買ってきた袋へ再び入れてからそのまま冷蔵保存。
③ 「育てる野菜」と「息の根を止める野菜」
育てる野菜…収穫後 一定期間おいておくとおいしくなるもの
(サツマイモ・カボチャ・アボカド・トマト・ゴーヤ)
息の根を止める野菜…採れたてがおいしく古くならないよう工夫が必要な野菜(主に葉物野菜)
★息の根の止め方…野菜に栄養が運ばれるところ(キャベツの芯など)に切り込みを入れる
カット野菜は切断面を下にして冷蔵保存する
④ 野菜の目利き
・傷ありのナスは傷部分を「自分で手当て」しているためポリフェノールなどの栄養が傷周辺に集まる
実は傷あり野菜を選ぶのもおトク!
・フルーツにつけられている「フルーツキャップ」は自宅に持ち帰ったらすぐに外してから常温保管を!
その時に段ボールなどクッション性のあるものの上に置く
食べる直前に冷蔵庫で冷やすのがオススメ!
教えてくれた人
・「九州やさい日和」
野菜と料理の研究家
永利 裕子さん
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