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どんなに世の中が変化しても変わらない場所、変わらないふるさとの風景。地域の守り人が大切にするとっておきの絶景をご紹介します。

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「静から動へ」(大分県日田市)

2024年07月14日

大分県日田市の夏の風物詩「日田祇園祭」。豪華絢爛な9基の山鉾が日田の街を巡行する。
平成8年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統ある日田祇園。
その山鉾の人形を作るのは、日田でただ一人の人形師、長嶋静雄さん。
人形師だった祖父・父、衣装方の母の背中を見て育ち、小学6年生の時から人形作りを手伝った。

毎年9基すべての山鉾の人形を手がける長嶋さん。
角材に麦わらを巻いた人形の基礎に、衣装や頭、小道具などをつけていくのだが、そのすべてが手作りで、木を彫って作る「頭」は彫刻技術、「衣装」の裁縫技術に、「色」を塗る彩色技術。
それらすべての技術を駆使して人形に生命を吹き込む。

山鉾は動くものだから、丈夫に作るのは当然。
大事なのは、どの角度から見ても良い山鉾に見えること。
人形の顔の向きや表情、身体の動きでいかに躍動感を出すか。
静を動に見せる技術とセンスが必要だという。

そんな、長嶋さんが未来に残したい風景は「亀山公園の自然」。
日田三丘陵の一つ、日隈山を中心とした公園で、三隈川沿いに位置し、日田市を代表する水辺景観地だ。

長嶋さんにとっては、近所にある公園として幼い頃から山を駆け回ったり、川で泳いだりと最高の遊び場だったという。
公園内は自然も豊かで、神社もあり凛とした空気が漂う場所であり、癒やしに最適な場所。
景観だけでなく思い出も深い「亀山公園」は、生活に欠かすことのできない心の拠り所だそうだ。

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