MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

どんなに世の中が変化しても変わらない場所、変わらないふるさとの風景。地域の守り人が大切にするとっておきの絶景をご紹介します。

最新の放送内容

【イタリア・チーズ職人❷】「嘉麻のミルク イタリアのチーズ」シモーネ・クレンティさん

2025年11月09日

イタリアから来日して13年、嘉麻市でチーズ作りを続けるチーズ職人シモーネさん。
イタリアでは、チーズ工房は牧場の近くで営まれていることが多く、チーズ作りにとって最も大切なものは新鮮な生乳だといいます。
その生乳も、含まれている成分で質や味わいは大きく異なり、チーズ作りにとって「脂肪分」の成分割合がおいしさの決め手となるそうです。

シモーネさんのチーズ工房は、3代にわたって酪農を営む嘉麻市の牧場、江藤牧場の生乳を原材料に使っています。
チーズ作りをする日は早朝から車でわずか10分の江藤牧場まで生乳を取りに行きます。生乳が新鮮なうちにチーズにすることが大事なのだそうです。
「これが究極の地産地消です」と語る江藤さん。嘉麻市でとれた餌を食べた牛のミルクで作る嘉麻市のチーズ。
江藤牧場の江藤健太郎さんはシモーネさんについて、「最初に会った時は、本当にチーズ作りをするんだろうかと半信半疑だったが、そのチーズ作りへのこだわりに、信頼と尊敬が一緒に仕事をするたびに出てきた。」と語ります。

シモーネさんにとっても江藤健太郎さんは最高のパートナー。
「江藤牧場さんの生乳がないと私たちは仕事ができない」と、チーズ職人にとって生乳を作る酪農家は最も大事な存在なのです。
嘉麻市のミルクでつくるイタリアのチーズ。
嘉麻市のものを大切にしながらチーズ作りをしたいというのがシモーネさんのポリシーでもあり、生産者と職人のつながりで嘉麻市をもっと盛り上げていきたいそうです。

10月下旬、嘉麻市に恒例の「一夜城」が出現すると、シモーネさんは大好きな季節である秋の到来を感じます。
故郷のミラノに住んでいたとき、アルプスの山に行くことが大好きだったそうで、秋になると、嘉麻市の田園地帯に牧草ロールが横たわる風景は、イタリアの山間部の景観を思い起こさせてくれるそうです。
これからも 嘉麻市のミルクと嘉麻市の食材を使って、美味しいチーズをたくさん作っていきたい とシモーネさんは考えています。

MAP

チーズ工房Cacio

最新の放送内容