終の住み処 （福岡県田川郡赤村）
2020年06月14日
赤村の山奥にひっそりと佇む「峠の工房」で、自然素材を使った家具を作っている仲村正広さん。４４歳までログハウス職人として生計を立てていたが転職し、妻と２人で赤村へ移住した。その場所は仲村さんの父親が「終の住み処」に購入した土地であった。
仲村さんが、父の「終の住み処」の隣に工房を建てたのは、今から１７年前。「たまたま土地が空いていたから」と話すが、父の気配を感じられる場所に自分の身を置いてみたいという気持ちがどことなく感じられる。
そんな仲村さんが【未来に残したい風景】は…【父も見ていた戸城山】。
工房を出ると目の前に広がるのは雄大な戸城山。四季折々の表情をみせてくれる山で、毎日眺めていても飽きないという。そして、その景色には、なぜこの場所を父が選んだのか分かるような説得力がある。