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安らぎの夕暮れ(福岡県田川市)

2020年10月18日

国産の「い草」にこだわっている創業昭和27年の老舗、佐野畳屋。
約6年前に三代目として跡を継いだ「い草」をこよなく愛する佐野典久さん。

昨今、機械化で大量生産された畳が増える中、佐野畳屋では手縫いも取り入れている。
「角止め」という工程では、角(畳のヘリ)をホチキスで止める店が多い中、佐野さんは手縫いにこだわる。

効率的には2倍以上の時間がかかるが、出来栄えと耐久が少し変わるという。
敷きこむと目に見えない部分だが、大事に育てた生産者からのバトンを受け、天然素材である畳への敬意を込めている。

手縫いが当たり前だった祖父の代から、機械化が進んだ父の代を経て、知識や技術を高め、生産者を訪ねて草作りを学び、昇華させた三代目典久さん。
「畳は、五感で楽しめる最高の敷物」
畳が敷き詰められた和室が“オアシスのような安らぎの場所”であってほしいと願う。

そんな佐野さんが未来に残したい風景は「彦山川の河川敷から見る夕焼け」
英彦山を源流とするこの川は田川市の生活を支える自然の恵み。
小学生の時から、通学路として通いなれたこの河川敷には、今でも散歩やランニングでよく訪れるそうで、ここからの夕日に癒され、パワーをもらっているという。
まさに典久さんにとってこの場所は“オアシスのような安らぎの場所”

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