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風の贈り物(福岡県北九州市)

2021年05月02日

戸畑区で100年以上の歴史を持つ「孫次凧」。
明治末期に竹内孫次さんが作ったことが名前の由来で、長い間、多くの子どもたちに愛されてきた。

孫次凧は代々受け継がれ、現在は孫次さんの孫である竹内義博さんが継承している。
代表作は「ツクツクボウシ」。
義博さんが竹ひごで作った形に紙を貼り、娘の梓さんが絵付けを行う。

そんな義博さんが未来に残したい風景は「洞海湾」。
小さいころから変わらず、良い風が海から吹いてくるそうで、凧あげに適しているという。

様々な歴史の舞台になった洞海湾は、子どもたちと遊ぶ風を運んでくれた。

今では戸畑区にもビルなどが増え、町中まで海風が届くことは減ったという。
しかし、工房で凧を作るときに、思い起こすのは洞海湾の風。
風がないと凧は上がらない。風がないと子どもを笑顔にすることが出来ない。
昔と変わらない風が、義博さんたちの背中を押している。

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