【展示会】小石原焼の大家・福島善三さん 人間国宝に認定されて5年 初めての個展 10/9まで福岡三越で

9日(月・祝)まで、福岡三越で『日本橋三越本店創業350周年記念 人間国宝 福島善三展』が開催されています。

小石原焼は三越本店と同じ、約350年の歴史がある陶芸技法。福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区で作られ、国の重要無形文化財に指定されています。

福島善三さんは小石原焼で最も古い歴史を持つ窯元の一つ、ちがいわ窯の16代目。2017年に、57歳という若さで小石原焼の人間国宝保持者に認定されました。

福島さんの作風は、精緻ながら温かみのある佇まいと、自作の釉薬によって生み出される独特の色合いが特徴。材料のほとんどを小石原産にこだわり、粘土作りから釉薬の調合、成型、焼成まで、作業すべてを1人でこなします。

今回は人間国宝に認定後、初めての展示会。赤々と燃えるような輝く深みの赤色の『赫釉四方鉢』、土を釉薬に用いて釉薬の欠け分けによる独自の展開を示した『中野飴釉鉋鉢』など、中野月白瓷、鉄釉、赫釉、中野飴釉、鈞窯に、新しく取り組んでいる中野青瓷作品を加えた156点を展示。この5年間の足跡を見つめる、またとない機会です。

作品は一部を除いて購入可能です。

『日本橋三越本店創業350周年記念 人間国宝 福島善三展』
日時:開催中~10/9日(月・祝)10:00~19:00 ※最終日は17:00終了
会場:福岡三越9階三越ギャラリー(福岡市中央区天神2-1-1)
入場無料

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