大川市のレオナルド・ダ・ヴィンチ!?“家具の修復”からたどり着いた新たなアート ~ふるさとWish筑後七国~

「まるたつアート」山浦辰英さん(右)、リポーターのボビー(左)

地域に眠る“謎”を調査する「謎解き!ドローカルミステリー」。およそ480年もの歴史を誇る「大川家具」で有名な福岡県大川市が今回の舞台です。

大川市のレオナルド・ダ・ヴィンチを調査せよという指令を受けたリポーターのボビー。「ほんとに大川市に(ダ・ヴィンチが)いるんですか?」と疑問に感じている様子。早速、市のアンテナショップ「大川テラッツァ」へ行き店員さんに尋ねてみると「まるたつ家具さんじゃないかな?ほんとに(ダ・ヴィンチと)名乗って良いくらい!」と店員さんから有力な情報をゲット。ボビーも期待が高まります。そして、教えてもらった場所へ行くと「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などダ・ヴィンチの作品をはじめ、浮世絵などの多くのアートが飾られている建物を発見!ドアは閉まっており、そばに記載されていたお問合せ先へ電話をすると一人の男性が建物から出てきました。この方が大川市のレオナルド・ダ・ヴィンチと言われている「まるたつアート」山浦辰英さん。もともとこの建物は家具屋だったそうで「現在は家具の配送センター、修理工房、それから私の趣味である絵画を作る場所になっています」と教えてくれました。

「まるたつアート」山浦辰英さんが作った「最後の審判」の複製画

建物に入り、目に飛び込んできたのはダ・ヴィンチが描いた絵画の複製画の数々。これらはすべて山浦さんが作ったものなんだそう。さらに2階へと続く階段の壁一面にも山浦さんが作った複製画が。見上げるほどの大きな複製画にボビーも驚きを隠せません。また2階の部屋のドアを開けると「最後の晩餐」の複製画も。こちらも壁一面のサイズで迫力があります。近くで見てみると筆の跡もあり、まるで本物の絵画のよう。一体どのように制作しているのでしょうか・・・。

イスの修復を行う「まるたつアート」山浦辰英さん

制作した複製画を見ながら「これはA4プリンターで出しているんです」と山浦さん。なんと原画をA4プリンターで分割して印刷後、貼り合わせているとのこと。紙に沿って貼り合わせると、継ぎ目がわかってしまうので、絵画を構成する部分ごとにハサミで切り取り、背景から順に重ねていくことで立体的かつ継ぎ目がわからないようにしているそうです。さらにその後、特殊なコーティングで筆の跡やキャンパスの質感を表現。実はこれらの技法、山浦さんの本業である“家具の修復”からたどり着いた技法だそう。古い家具などを修理した際に発生する色むらを修復する技術などが、山浦さんの作品に生かされています。大型プリンターなどなくてもリアルな作品が作れるということを証明するために制作をはじめたという山浦さん。もともと絵画が好きだったこともあり、制作した作品は400点以上!家具修復の技法を活かしたアートは「まるたつアート」と名付けられ、事前に連絡すれば見学もできるそう。スタジオの出演者も「実際に見てみたい!」との声が上がっていました♪

まるたつアート
0944-87-4188

※この情報は、朝の報道情報番組「アサデス。KBC」(2月13日放送、リポーター:ボビー)でお届けしました。

現在、大川市を含めた筑後七国(柳川市、八女市、筑後市、大川市、みやま市、大木町、広川町)では、現在「アサデス。アプリ」を使ったデジタルスタンプラリーを開催中!7市町のスポット計21ヶ所を訪れて、アサデスアプリ内でスタンプを集めた方に、抽選で筑後七国の特産品をプレゼント!なんとコンプリート賞には、3万5000円相当の豪華賞品が当たります。スタンプラリーは3月3日(日)まで。アプリをダウンロードして皆さん是非ご参加くださいね!スタンプラリーの詳細は「福岡・九州ジモタイムズWish」の記事(https://kbc.co.jp/wish/article/33501/)からもチェック!

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