筑後
うきは市

空と山と、家族の笑顔。心まで甘く満たす『西見柿農園』の「一果入魂」物語（福岡・うきは市）【Oasis 〜心の休息地をめぐる旅〜】

2025.12.15

■うきはの風と光に包まれて。

フルーツの里、福岡県うきは市。緩やかな山並みが続くのどかな風景の中に、『西見柿農園』はあります。澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込むと、体の力がふっと抜けていくよう。

ふと見渡せば、たわわに実る柿の木々の間を、元気いっぱいに駆け回る子どもたちの姿。それを優しく見守る西見さん一家。ここには、自然のリズムに寄り添う家族の丁寧な暮らしと、穏やかで優しい時間が流れています。

■「一果入魂」。その一粒に、愛と栄養を注ぎ込む

『西見柿農園』が大切にしているのは、「一果入魂（いっかにゅうこん）」というモットー。たくさんの実をつけるよりも、ひとつの果実に木の栄養をぎゅっと集中させることで、とびきりの美味しさを引き出しています。

こだわりの土づくりには、選び抜かれた飼料で育った和牛の堆肥を使用。樹の上でじっくりと完熟を待ち、鮮やかに色づいた大きな実だけを収穫する。その一粒には、太陽の恵みと作り手の愛情がたっぷりと詰まっています。

■畑は教室。小さな背中が学ぶ「生きる力」

日々の農作業の傍らには、いつも子どもたちの賑やかな声があります。子どもたちの父・西見隼耶（じゅんや）さんが大切にしているのは、「自分でやってみる」という経験。

時には失敗してもいい。自分の手で触れ、土を感じ、少しずつできることを増やしていく。その積み重ねは、いつか大人の社会に出たとき、どんな困難にも自分の足で立ち向かえる「強さ」になるはず。親から子へ、言葉以上の愛情がこの畑で育まれています。

■箱を開けた瞬間のときめき。笑顔をつなぐ贈り物

「箱を開けたとき、ぱっと笑顔になってほしい」。そんな想いで送り出される柿たちは、自分へのご褒美にはもちろん、大切な人への贈り物としても愛されています。

届いた箱を開けた瞬間、目に飛び込んでくる鮮やかな橙色と、ふわりと広がる甘い香り。「わぁ、おいしそう！」と歓声が上がり、「甘いね」と言い合える幸せな食卓。贈る人と贈られる人、そして作り手をつなぐ“笑顔の連鎖”が、ここから生まれています。

■受け継がれるバトン。うきはの秋を味わうひととき

山々が風を和らげ、昼夜の寒暖差が果実の甘みを深めるうきはの地形。先代が植えた太い幹と、新しく植えられた若木が共存する畑には、家族が土地と共に重ねてきた歴史が刻まれています。

子どもたちの成長とともに、ゆっくりと、けれど確かに次世代へと受け継がれていく農園のバトン。この秋は、うきはの自然と家族の愛が育んだ、とっておきの柿で「心の休息」を味わってみませんか？

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■西見柿農園
住所：福岡県うきは市吉井町富永1101
電話：080-6418-0748

Instagram
@nishimi_kaki_nouen
https://www.instagram.com/nishimi_kaki_nouen/?hl=ja

※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。
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【Oasis】
〜心の休息地をめぐる旅〜
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