太宰府天満宮への参道を歩くと、梅ヶ枝餅の香ばしい香りとともに、真新しい店構えが目に飛び込んでくる。2025年11月29日、西鉄太宰府駅からわずか徒歩1分の場所に産声を上げた『天山太宰府ぷりん店』。取材で訪れた日も、観光客が店の前に列をなしていた。
手がけるのは、この参道で20年以上にわたり「鬼瓦最中」を作り続けてきた和菓子店・天山だ。瓶に詰められたぷりんには「太宰府ぷりん」のロゴがプリントされ、あまおうぷりんは、光に透けてみずみずしく美しい。なぜ今、ぷりん専門店なのか。店長の黒岩幸紀さんに話を聞いた。
■太宰府という場所への思い、そしてプリンへの挑戦
「太宰府で20年以上和菓子を作り、たくさんの方に手に取っていただく中で、太宰府という場所は学びや祈り、人々の想いが重なり合う場所だと感じました」と黒岩さんは語る。
そんな歴史と祈りの地を訪れる人々に、天山の企業理念でもある「驚きを届ける」という思いで生まれたのが、このぷりん専門店だ。「心に残るものを届けたい」——そのシンプルな願いが、新ブランド「太宰府ぷりん」誕生の原点となった。
和菓子の技術は、ぷりん作りにも着実に息づいている。八女茶ぷりんに使われる粒餡は餡作りのノウハウを生かした自社製造。「ワンク和三盆ぷりん」に使用する和三盆も、和菓子屋ならではの素材選びから生まれた。長年磨いてきた職人技が、新しいスイーツの世界で静かに輝いている。
■地元への誇りが生む、「福岡産」へのこだわり
太宰府市の「永利牛乳」、嘉麻市「小次郎の里」の命水卵(めいすいらん)、八女茶、あまおう苺——天山太宰府ぷりん店のぷりんには、福岡が誇る食材がふんだんに使われている。
「命水卵、八女茶、あまおう苺は、以前から和菓子作りでも長年使用してきた素材です。ぷりん店を始める際、地元の永利牛乳を使用することとなり、良い素材が地元で揃いました」と黒岩さん。
「新鮮で品質の良い地元の原料を使用することで、国内外のたくさんのお客様にぷりんを通してやさしさや温かさ、そして『驚き』や福岡の良さをご提供できると考えています」。その言葉には、生産者への敬意と、太宰府の地に根ざしてきた20年以上のプライドが滲む。
■銀行と菓子店が手を結ぶ——地域をつなぐ「ワンク堂」とのコラボ
ユニークなのは商品だけではない。ラインナップの中には、西日本シティ銀行の商品化支援プロジェクト「ワンク堂」とのコラボレーション商品が並んでいる。
太宰府を象徴する梅の花と西日本シティ銀行の公式キャラクターをモチーフにした焼き印が押された「ワンクどら焼き」と、徳島県産の和三盆糖を使用した「ワンク和三盆ぷりん」の2種類。そして特筆すべきは、これらの売り上げの一部が地域の子ども食堂などに寄付される仕組みが整っていることだ。
金融機関と地域の食の職人が手を結び、地域貢献活動にもつなげていく——太宰府から生まれたこの新しい形は、観光地の賑わいと地域の暮らしを同時に支えようとする試みだ。
「太宰府の町をぷりんでやさしく包む」——そのテーマのもと、和菓子づくりの技術と地域への思いが一つひとつのぷりんに込められている。参道を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。
【商品価格】
太宰府ぷりん 税込480円
あまおう苺ぷりん 税込600円
ワンク和三盆ぷりん 税込500円
ワンク印のどら焼き(5個入り) 税込1,340円
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■『天山太宰府ぷりん店』
住所:福岡県太宰府市宰府3-1-28(西日本シティ銀行自動外貨両替機跡地)
電話:092-555-5232
営業時間:10:00〜17:00
定休日:不定
公式サイト:
https://dazaifupudding.com/
Instagram:@dazaifu_pudding
https://www.instagram.com/dazaifu_pudding/
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■ 天山太宰府ぷりん店
住所:福岡県太宰府市宰府3-1-28(西日本シティ銀行自動外貨両替機跡地)
Instagram:@dazaifu_pudding
公式サイト
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