【10/10・11】三瀬どんぐり村で初開催フェス!福祉と音楽が交わる2日間『三瀬フェス2026』(佐賀・佐賀市)【イベント】

福岡市街から車でおよそ40分。標高約450メートルの佐賀市三瀬高原に、この秋、新しい音楽イベントが生まれます。
「三瀬フェス2026 〜しぜんと、ともだち。〜」
会場は三瀬ルベール牧場 どんぐり村。2026年10月10日(土)・11日(日)の2日間、10時から17時まで。今回が初めての開催となります。


■「出店してもらって終わり、では終わりたくない」

実行委員長を務めるのは、隣接するグランピング施設・三瀬ベースキャンプの責任者、鈴木勇気さん。
きっかけをつくったのは、その隣にあるどんぐり村でした。どんぐり村は就労継続支援B型事業所としての顔も持ち、障がいのある方がパンづくりや接客、農園管理などに携わりながら来園者を迎えています。
「どんぐり村さんとは近いので、仲良くさせてもらっていて。園長さんと話していたら、以前イベントをやったことがあって好評だったと。またそういうのをやりたいですね、と言っていたら『じゃあぜひどんぐり村で』という話になったんです」
掲げたテーマは、社会福祉と、子どもたちが安心して遊べる場所。ただ、鈴木さん自身はもともと福祉に接点があったわけではないと言います。
「全くだったんです。でも今回をきっかけに、やるからにはと思って、いろいろ話を聞きに行きました。ちょうど娘が生まれたタイミングでもあったので、親の気持ちというか。誰にとっても他人事じゃないんだな、と思うようになって」
福祉の現場に足を運び、話を聞くほどに、企画のかたちも定まっていきました。
「僕たちは、出店してもらって終わり、では終わりたくないんです。どんぐり村さんと一緒に続けながら、どう還元していくかを考えたい。そこまでやらないと意味がないよね、というのが僕たちの考えです」

■「とにかく優しいフェス」が意味すること

実行委員会が繰り返し口にするのが、「とにかく優しいフェス」という言葉です。
公式Instagramに掲載された告知文には、子どもも、障がいのある方も、そのご家族も、地域の人も、出演者もスタッフも、年齢や立場、障がいの有無に関係なく「ここに来てよかった」と思える場所をつくりたい、と記されています。誰かを特別扱いするのではなく、一人ひとりがありのまま過ごせる時間を届けたい——それが実行委員会の掲げる姿勢です。
メインビジュアルを手がけたのは、詩人・画家の詩太(うーた)さん。1987年生まれ、北九州市出身で、「穏やかな時間」をテーマに詩や絵、文字による作品を制作しています。元保育士という経歴の持ち主でもあります。描かれたのは、大きな木の下に人や動物が集う一枚です。
「優しいフェス」という言葉は、運営の細部にも行き渡っています。アルコールは主催者側が管理し、節度ある販売にとどめる。地域の自治会長とも早くから協議を重ね、回覧板での周知など、暮らしとの共存を前提に設計されました。
「音楽イベントの現場を経験してきたなかで、地域とどう向き合うかが一番大事だと感じてきました。だから今回は、まわりにも優しいイベントにしようと」
音楽の選曲も同じ発想です。
「どちらかというと、お母さんたちが心地よく聴けるような、ゆるい選曲が基調です。ただ試験的にヒップホップも2組出てもらっていて。僕はもともとヒップホップが大好きなので、来年からはヒップホップステージも作りたいですね」


■2日間の出演者

10月10日(土) chay/baobab/takuji/Suni Rooftop/Le Makeup/FUTURESHOCK/SAGANPRO
10月11日(日) 由薫/鈴木瑛美子/Back to the Holiday/おんぷらんど/FUTURESHOCK 鈴木瑛美子 × ゴスペル × ダンス/佐賀市立大和中学校ブラスバンド部 × 佐賀市民吹奏楽団(※小雨の場合は出演キャンセル)

出演交渉は鈴木さんが自ら動きました。Suni Rooftopさん は地元の後輩にあたり、baobab さんには大分のアトリエまで足を運んで直接声をかけたといいます。
フィナーレには、鈴木瑛美子さんによるゴスペルが予定されています。取材時点の構想では、一般参加者を公募し、前日のリハーサルを経てダンサーとともにステージに立つ形を目指しているとのことでした。参加募集の詳細は公式Instagramで告知されます。

■出店は、食、買い物、ワークショップ

キッチンカーとテントによるフードエリアには、グルメとスイーツの店が並びます。飲食業出身の鈴木さんが自ら店に声をかけており、取材時点では福岡の人気店や屋台の招致を進めている段階でした。出店者の詳細は公式Instagramで順次発表されます。
ハンドメイドや雑貨が並ぶSHOPエリア、子どもから大人まで参加できる体験型WORKSHOP、そして PICFA(ピクファ)による参加型ライブペイントも。PICFA は佐賀県基山町のきやま鹿毛医院内に拠点を置く障がい福祉サービス事業所で、絵画やデザイン、グッズ制作といった創作活動を「仕事」として行うアーティストたちが在籍しています。病院の空間を使った展覧会などの取り組みが、県内外で紹介されてきました。


■同時開催「ふれあいフェスタ in さが」

会場は、パン工房前広場。佐賀県社会就労センター協議会に加盟する県内47の福祉事業所が、製造した商品の販売や創作活動を通して来場者を迎えます。「障がいのある人ない人も。住み慣れた地域のなかで私らしく咲くための、種をまく」——そんな言葉が掲げられています。

■描いているのは、フェスのその先

鈴木さんの構想は、2日間で完結しません。
「三瀬に、学びの場のようなものをつくれないかと考えていて。この三瀬フェスも、いずれそこに関わる子どもたちに引き継げたらと思っているんです。子どもたちがフェスを運営して、実際にアーティストと打ち合わせをしたりする。そういう場にしたい」
使われなくなった建物の活用、畑や種をめぐる学び、地域の大人たちと一緒に何かをつくる経験。いずれもまだ構想の段階ですが、この土地だからこそ成り立つ学びのかたちが、いくつも語られました。
「三瀬の子たちって、本当にのびのびしているんですよ。今でも自転車で競走したりしていて。そういう場所で自分の子どもを育てたいなと思うんです」
「三瀬は本当に化けそうな気がしていて。今は面白いことをやっている人や場所が点在していて、それぞれがバラバラなんですが、繋ぐものがあれば、めちゃくちゃいい場所になる。観光地として賑わうのとはまた違う、『学ぶ場所』として」
前売券は、どんぐり村入口のおみやげ屋で販売中です。出演者や出店者の最新情報は、公式Instagram(@mitsuse_fes)で随時更新されます。

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■『三瀬フェス2026 〜しぜんと、ともだち。〜』
開催日時:2026年10月10日(土)・11日(日)10:00〜17:00(小雨決行/荒天中止)
会場:三瀬ルベール牧場 どんぐり村(佐賀県佐賀市三瀬村杠2234-67)
入場料: 大人(高校生以上)4,800円/4歳〜中学生 1,000円/0〜3歳 無料 ※1日分の料金です。どんぐり村の入場料を含みます
※各種障害者手帳・どんぐり村年間パスポートをお持ちの方は割引があります(購入時にご提示ください)

・チケット販売:どんぐり村入口のおみやげ屋にて販売。前売券は7月27日より販売中。平日・土日祝問わず取り扱い(現金のみ)
問合せ:mitsusefes@gmail.com

Instagram @mitsuse_fes
https://www.instagram.com/mitsuse_fes/
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※記載の内容は急遽変更・延期・中止になる場合があります。

■ 外部リンク

Instagram :@mitsuse_fes

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