太宰府天満宮の賑わいから少し離れた住宅街に、夫婦で営む一軒の創作中華店があります。
今回訪れたのは、『いまここ太宰府』。
店内に入り階段を上がると、大きな窓からやわらかな光が差し込み、高い天井が広がる開放的な空間が迎えてくれます。
赤い円卓が並ぶ一般的な中華料理店とはひと味違う、ゆったりとした時間が流れています。
■「今、この瞬間」を大切にする店
店名の「いまここ」には、過去や未来にとらわれすぎず、「今、この瞬間」を大切にしてほしいという思いが込められています。
料理を味わう時間も、大切な人と過ごす時間も、目の前のひとときを楽しんでほしい。そんな考えから、この名前を付けたそうです。
■30年以上積み重ねた、ここだけの創作中華
料理を手掛ける店主は、もともと飲食業とは異なる仕事をしていました。
若い頃から料理が好きで、30年以上独学で中華料理を研究。知人や家族へコース料理を振る舞う中で、自分だけの創作中華を少しずつ形にしてきました。
中華ではあまり使われないみりんを取り入れたり、中国の黒酢にヨーロッパのマスタードを合わせたり。「こんなの食べたことがない」と思ってもらえる料理を目指し、試行錯誤を重ねています。
ランチは毎月、夜のコースは季節ごとに内容を一新。同じ料理は二度と提供しないため、「今しか味わえない一皿」を楽しみに訪れる常連客も多いそうです。
■1日14食限定。月替わりの御膳を味わう
今回注文したのは、「いまここ膳セット(デザート・選べるドリンク付き)」(1,900円税込)。
主役は、優しい辛さの麻婆豆腐。旨みをしっかり感じられる味わいで、辛さが欲しい人は花山椒やラー油を加えて、自分好みに調整できます。
この日は、とろ茄子の回鍋肉、海老チリのポテトバスケット仕立て、夏野菜のスパイスクミン炒め、新しょうがとトマトの甘酢冷麺など、小皿も一品一品に工夫が詰まった内容でした。それぞれ料理名やこだわりを丁寧に説明してくれるため、味わう前から期待が高まります。
器には昭和初期のものを使用。彩り豊かな料理が美しく映え、運ばれてきた瞬間から思わず心が弾みます。
食後には、選べるドリンクとデザートも楽しめます。
今回選んだバタフライピーティーは、レモンを注ぐと青色から紫色へ変化する一杯。爽やかな酸味と優しい甘さで、暑い季節にもぴったりです。
さらに、7月から登場した黒糖葛餅は、運ばれてきた瞬間からぷるんと揺れるほどのやわらかさ。最後まで季節を感じながら食事を楽しめました。
■おいしさを支える、体に優しい工夫
『いまここ太宰府』が大切にしているのは、「体に優しい中華」です。
食材へのこだわりはもちろん、揚げ物を含めて油はすべて米油を使用し、砂糖はきび砂糖を選ぶなど、調味料にも気を配っています。
料理はできる限り出来合いのものに頼らず、一つずつ手作りで仕込んでいるそうです。
「家族や親しい人に安心して食べてもらいたい料理を、お客様にも提供したい」。
そんな思いから、中華料理のおいしさはそのままに、食後に重たさを感じにくい一皿を目指しています。
住宅街の落ち着いた空間で味わう、「今ここ」でしか出会えない創作中華。
毎月内容が変わるからこそ、次はどんな料理に出会えるのか。
また何度でも訪れたくなる一軒でした。
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◼️『いまここ太宰府』
住所:福岡県太宰府市白川1-9
電話番号:092-923-6240
営業時間:11:00〜14:30/18:00〜21:00
※夜営業は前々日までの完全予約制
定休日:月・火・水曜
駐車場:2台あり
SNS:Instagram:@imacocodazaifu
https://www.instagram.com/imacocodazaifu/
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※情報は2026年7月時点のものです。最新情報は公式HP、Instagram等でご確認ください。
■ いまここ太宰府
住所:福岡県太宰府市白川1-9
Instagram:@imacocodazaifu
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