MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

次回予告

最新の放送内容

婚約者への思い

2025年08月23日

[鹿児島県]

知覧の特攻隊員(4)

特攻勇士の像

80年前、戦争によって短い生涯を閉じた特攻隊員。
婚約者へ遺した手紙に込めた思いとは…

鹿児島県の知覧特攻平和会館。
ここには知覧をはじめ各地から出撃していった隊員達1036名の遺影・遺書や遺品などが保管されています。その中に、23歳の陸軍大尉が書いた婚約者への遺書があります。

穴澤利夫大尉
「二人で力を合わせて努めて来たが、終(つい)に実を結ばずに終わった。あなたは過去に生きるのではない。勇気を持って過去を忘れ、将来に新活面を見出すこと。穴澤は現実の世界にはもう存在しない。」

婚約者のもとにこの遺書が届いたのは、穴澤大尉が特攻隊員として出撃し戦死した4日後のことだったそうです。

日本のために死ぬことは美徳―
男性にとって最高の武勇とされる時代でした。その一方で、彼にはこんな思いもあったのです。

「ちょっぴり欲を言って見たい。読みたい本『万葉』『句集』、観たい画 ラファエロ『聖母子像』。会ひ度い。話し度い。無性に。」

日本のためにと特攻作戦を遂行した若者たち。
改めて伝えたいメッセージがあります。

過去の放送内容