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放送内容

勇吉が遺した未来遺産

2016年10月29日

[宮崎県]

空の先駆者 後藤勇吉編(5)

日本最初の一等飛行機操縦士・後藤勇吉。国産飛行機による世界初の太平洋横断飛行に挑戦する直前、訓練中の墜落事故により31歳で亡くなりました。しかし空の先駆者は、故郷である宮崎県に素晴らしい未来遺産を遺していたのです。


日本の航空界が、欧米の技術に追いつこうと本格的に動き始めた大正時代。後藤勇吉は、日本初の旅客輸送や日本一周飛行など、この国の航空界の発展に大きな足跡を遺しました。
飛行高度5000mを初めて突破したのも後藤勇吉です。

そんな勇吉は、日本で農産物を空輸した第一号でもあるのです。その農産物は宮崎特産の日向カボチャ。勇吉がなくなる前年のこと。勇吉は宮崎県から日向カボチャなどの農産物を、大阪まで空輸して欲しいと依頼されました。快諾して運んだところ、空を飛んでやって来た日向カボチャは「空飛ぶカボチャ」として大人気となり、名前が全国に知られるきっかけとなったのです。

それから80年以上が経った現在、延岡市では新た特産品として、こんなブランドが生まれています。その名も「空飛ぶ新玉ねぎ」。故郷が生んだヒーローに因んだネーミングです。
日本の航空界に輝かしい歴史を残した後藤勇吉。彼が故郷に遺した素晴らしきスピリットは、今も延岡の町に息づいているのです。

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