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放送内容

令和由来の作者 大伴旅人

2019年06月15日

[福岡県]

梅花の宴(3)

新元号「令和」の由来となった万葉集「梅花の歌」序文。          
それを記したといわれるのは、政庁の長官として都から赴任した大伴旅人です。
世を重ねた旅人が大宰府にやって来たのは、63歳の時のこと。しかし、赴任してわずか半年後、旅人は最愛の妻を病で亡くします。その悲しみを歌にしたためました。   

「世の中は空しきものと知る時し 
        いよよますます悲しかりけり」

旅人が詠んだ歌に心を打たれた人物がいました。
筑前守の山上憶良です。憶良は旅人に歌を贈り、懸命に慰めました。
2人は位の違い越え、互いの心の内を歌にして送りあったのです。旅人と山上を中心に筑紫で詠まれた歌は320首にものぼり、後に「筑紫歌壇」と呼ばれるようになりました。

その筑紫歌壇の最大の歌会となった場で詠まれたのが「梅花の歌」でした。梅花の歌の舞台となった、「梅花の宴」は大伴旅人邸で行われました。この梅の花を愛でる宴は、とても華やかで雅なものだったといわれています。

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