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観光客を呼び込む秘策

2021年05月22日

[大分県]

由布院温泉(4)

豊かな自然と静けさに包まれた癒しの里・由布院温泉。1970年代、地元旅館の若き経営者だった中谷健太郎、溝口薫平、志手康二3人は、町作りのヒントを得るためヨーロッパへ視察旅行に出かけます。
そして由布院温泉が目指すべき町とは、「緑豊かな自然のなか、訪れる人々を癒すことができる場所」であると、この旅行で確信を持った彼らは、帰国後、本格的に町づくりに取り組みました。
亀の井別荘の中谷は、人々の耳目を集める奇想天外なアイデアを思いつきました。いまでは、由布院のシンボルとも言える「辻馬車」を走らせたのです。馬車を引いたのは、玉の湯の溝口薫平でした。
「旅館経営者が馬車の特訓をしている」
その姿はマスコミに取り上げられ、由布院温泉は大きな注目を集めることになったのです。
アイデアを出した中谷健太郎は、旅館業を次ぐ前、東京の映画会社で助監督をしていました。その経験をいかし、新たなイベントを次々と仕掛けていきます。
星空の下で始まった「ゆふいん音楽祭」。現在、日本で開催される映画祭で最も歴史のある「湯布院映画祭」。さらに、草原の大パノラマの中で思いを叫ぶ「牛喰い絶叫大会」。
独自のイベントが注目を集め、「由布院温泉」を人気温泉地へ変貌させたのです。

若き3人の経営者たちが数々のイベントを立ち上げていった背景には、由布院を襲った大きな災害とそこからの復興という大テーマがありました。

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