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放送内容

大仏建立を後押し

2025年01月18日

[大分県]

宇佐神宮(2)

東大寺大仏殿

今年で創建1300年を迎える宇佐神宮。
全国八幡社の総本宮は、あの奈良の大仏建立にも深く関わっていました。

奈良・東大寺の大仏建立は、疫病や社会不安から国を護るための国家的大事業として聖武天皇が進めたものです。
しかし、銅や金・スズなど500トンに及ぶ金属が必要で莫大な費用がかかるため、貴族たちから批判の声があがることが危惧されました。

大仏

そんな時、宇佐の八幡神からお告げが出されます。
それは、「天の神、地の神を率いて、わが身をなげうって協力し、東大寺の建立を必ず成功させる」というものでした。

八幡神からの力強い後押しを受け聖武天皇は国をあげて大仏建立へと邁進。宇佐神宮のお告げが大仏建立の原動力となったのです。
さらに…

宇佐神宮の社紋

宇佐市観光ガイド 末雅太さん
「中国で調達しようとした金が国内から出ると託宣が出る。その通り岩手県涌谷町から400貫以上の砂金がとれた」

こうして752年、着工から7年の歳月をかけ、大仏は見事に完成したのです。
国家を挙げた大事業に宇佐神宮が与えた影響は大きなものでした。
そしてこの時、宇佐の八幡さまは大仏を拝するため神輿に乗って奈良の都へと上ります。
これが神輿の発祥です。

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