福岡県宮若市『瀬川菓子舗(せがわかしほ)』をご紹介!
2020年06月26日
[番組で紹介した情報]
『瀬川菓子舗』とは?

『瀬川菓子舗』は福岡県宮若市上大隈にあります。代表は瀬川隆司(タカシ)さんです。創業は1923年(大正12年)で隆司さんは4代目になられるそうで、現在は隆司さんのお父さん登さん(三代目)と共にお菓子を作られています。隆司さんによれば、「1923年の創業については当時のお菓子のレシピ等と一緒に記されていたノートに記録してあった情報です。実際はその前からお菓子を作っていたらしいです。」とのこと。『瀬川菓子舗』のある若宮市(創業当時は宮田町)は筑豊炭田の中でも「露天掘り」という形式の炭鉱があるなど大変人口も多く栄えた地域でした。当時はお菓子店も多く消費量も現在とは比べ物にならないほど多かったそうです。
川上「筑豊は炭鉱で働く方が多く、体力消耗するから甘いものが好まれたのでしょうね」
中野「はい、一説にはシュガーロードの通り道だからというのもあります」

創業当初は、和菓子が中心で「お菓子が饅頭屋と呼ばれている時代でした。」とのこと。隆司さんの祖父の一(ハジメ)さんは、地元のお菓子屋の組合役員をされていたそうです。一さんの作られた“鶏卵饅頭”や“千石饅頭”は受賞歴もある商品です。
隆司さんのお父さんの登さんの時に和菓子製造だけではなく洋菓子の販売もされる様になったそうです。隆司さんは小さいころ、『饅頭屋』と呼ばれるのが嫌で。お菓子屋さんとして後を継ぐことを躊躇われていたそうです。それで隆司さんは、大学もお菓子の製造とは違う分野に進まれました。「当時はバブル景気で就職先も多くありましたが、大学4年生の8月の終わりごろに、これで良いのかと思う様になり、当時、取引のあった事業者に父親の紹介でお菓子の修行に行くことにしました。」ということです。修行先は広島の和菓子店でしたが、お店の勤務が終了した後に洋菓子店でアルバイトをしながら洋菓子の習得もされたそうです。
【人気商品は?】
川上「スタジオに美味しそうなお菓子が沢山運び込まれてきました!」
中野「登さんが開発された“キャロット”という有名なお菓子を紹介しようと思ったのですが、今一押しの生菓子もあるという事で、先ほど立ち寄ってきました」
後藤「“キャロット”細長い焼き菓子ですね」
陽区「ニンジンは入っているのですか?」
中野「入っていません。贈り物とか地元の方にはホントになじみのあるお菓子です」
川上「いただきます!表面のアーモンドは焼き付けてありますけど、下のクッキーは柔らかいですね」
後藤「うん!美味しい!良い香りですね」
『瀬川菓子舗』には黒糖饅頭を揚げた人気の商品は“黒丸”など色々あります。「黒丸も試行錯誤の末、お客さんに喜んでもらえる商品になりました。」人気商品の中でも永く地域の皆さんに親しまれている商品が、お父さんの登さんが開発された“キャロット”という商品です。“キャロット”はクッキー生地にアーモンドスライスとキャラメルを乗せて焼いたお菓子で名前に反してニンジンは入っていません。登さんがこれを考案したのは30年以上も前のことだそうです。現在89歳になる登さんも毎日“キャロット”の製造を楽しみにしておられるそうです。一日に100箱ほどを作られているそうです。隆司さんのお話では、「注文の数が少ない時はガッカリした様子なんですよ…。」と言われていました。

中野「僕も初めて見たのですが、“丸ごとフルーツ大福”で、フルーツが丸ごと入っています」
後藤「ソフトボールぐらいの大きさで、切ると桃が!」
川上「桃が白い牛皮と白あんに包まれています!そして桃の中にカスタードクリームが!あっバニラビーンズの粒が!!!」
中野「隆司さんの一押しで、食べてみてください!との事です」
川上「初めて食べた!美味しい!!桃がジューシーです!」
後藤「ツルンと入っていきました!」
陽区「色んな甘さがあって楽しいです!」
中野「旬の果物を使用されていて、今は“桃”と“リンゴ”もありました」
後藤「桃より一回り大きくて…リンゴの中には白あんが!」
中野「僕も見てビックリ!切って、またビックリしました!」
川上「餡に負けないほど、リンゴも甘い!!」
お父様と息子さんが仲の良い『瀬川菓子舗』です。日持ちする一部のお菓子のみ、瀬川菓子舗HPから注文できます。
●連絡先●『瀬川菓子舗』 福岡県宮若市上大隈757-6
TEL: 0949-32-0238
HP:https://segawa-21.com/

川上「来週は?」
中野「福岡県筑後市の『江崎製麺』をご紹介します!」