中野キッチン│KBCラジオ

朝倉市では平成23年度より高校生の皆さんの柔軟な考え方や感性、視点で、地域活性化のアイデアを提言してもらう『朝倉市の未来予想図（高校生の提言）事業』が行われています。
毎年、朝倉高校、朝倉東高校、朝倉光陽高校をはじめ、近隣の明善高校（久留米市）からなどの応募があり、第一回から令和元年の第9回まで322件の様々な応募があったそうです。
第9回では「食」をテーマとして7組の高校生のグループから提言があったそうです。

〈市長賞〉には、『朝倉高校　地域活性化戦略チーム』の『あさくらを、食べる　朝倉ヒュッゲ・プロジェクト』が輝き、
＊「インバウンド主要なターゲットとすること。」
＊地域開発の先行地域「コアフィールド」を設定し、「全国レベルのイベントを企画（全国雑煮フェスティバルなど）し積極的に行う」
＊「宿泊客増加策として宿泊客限定の特選弁当を提供する。」
＊「体験重視の農産品を買ったり、食べたりできる『あさくらフードパーク』を建設する。」等々を提言しました。

川上「朝倉には、たいへん美味しい食材が多いので、発想が広がるかもしれませんね」
中野「そうですね。『朝倉高校　地域活性化戦略チーム』は大内田さん、染森さん、草野さん、前田さんという高校2年生のチームです」
川上「『朝倉ヒュッゲ』とは？」
中野「僕も分からないのですが、調べたらデンマーク語で『居心地の良い所・楽しい時間』という思いが込められているそうです」

他にも
＊「食のカレンダー」；朝倉高校　スリーピース
＊「地域に根差した農産品、PR動画で朝倉を元気に」；朝倉東高校パーフェクトべいびぃー
＊「おにぎりに朝倉をつめこもう」；朝倉高校　朝倉愛好会
＊「どんな人でも朝倉の食を楽しめるまちづくり」；朝倉高校　朝倉活性化隊
＊「食FESTIVAL」；朝倉高校　ビジネス情報科
＊「作って、食べて、元気に　あさくら」；明善高校　明善総文B
等の提言がありました。

発表されたそれぞれの提言は令和2年度、朝倉市の事業として高校生の皆さんをはじめ、朝倉市をあげて実践されました。昨年も引き続き開催される予定でしたが、今回の新型コロナ感染拡大による影響で第10回目は行われなかったそうです。

中野「今日は、『食のカレンダー』と『おにぎりに朝倉をつめ込もう』をご紹介します」
川上「今、『食のカレンダー』がスタジオにありますが…」
平川「今年のカレンダーですね」
川上「一枚捲ると、沢山のオニギリの写真が！」
中野「“おにぎりコンテスト”12作品が載っています」
平川「全部美味しそう！」
つぐまさ「朝倉のお野菜とか載っていますね！！」
中野「1ヶ月毎におにぎりのレシピや豆知識も載っていて、高校生が作ったとは思えないカレンダーですよね。『朝倉高校　スリーピース』というチームの、橋本さん、中村さん、山本さんが作られたそうです」

実践された活動の中の「おにぎりに朝倉をつめこもう」では高校生、一般、小学生部門に分かれ多くの応募の中から12品が入賞し、一般の部門は西道子さんの“すきやきおにぎり”、高校生部門は朝倉高校の高瀬ちえみさんの“とりひきオクラおにぎり”、小中学生部門では東峰中の原田杏耶さんの“カルシウムたっぷりおにぎり”が最優秀賞に選ばれました。

中野「今日は“カルシウムたっぷりおにぎり”を再現してきました」
川上「何が入っている？？？チーズですか？」
中野「中学生の発想ですよね、ベビーチーズが入っています」
三人「おいしい！」
中野「チーズと大葉とチリメンジャコと、少しお醤油が入っています」
つぐまさ「大葉の香りが良いですね！」

高校生部門で最優秀賞を受賞した高瀬ちえみさんの“とりひきオクラおにぎり”は、「おじいちゃんがオクラを作っていて、家にたくさんあるオクラを使ってお母さんが良く作ってくれた思い出の味」だそうです。応募の際はお母さんに作り方を教えてもらいながらアレンジを加えたとのこと。
その他にも朝倉高校、朝倉東高校、朝倉光陽高校の3校がコラボして作った商品が「ふるさと納税」の返礼品として採用されるなど連携した活発な活動が行われています。

中野「新しい発想と、残していかなければならない文化が上手くマッチしたものを作られています」
つぐまさ「中高生にとっても、このような活動が出来るって財産ですよね」
中野「郷土の歴史を調べて今を知るというのも良い企画だと思います」

●お問い合わせ先
『朝倉市　ふるさと課　地域振興係』
福岡県朝倉市菩提寺412番地2
TEL　0946-28-7603

陽区「来週は？」
中野「引き続き“朝倉３校コラボ企画”を詳しくご紹介します！」