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熊本県上天草市の“湯島大根”をご紹介!

2021年01月25日

[番組で紹介した情報]

“湯島大根”とは?

“湯島大根”は熊本県上天草市の『湯島農産部会』の皆さんが栽培される大根です。『湯島農産部会』は平成26年12月に発足した13軒の農家のグループで“湯島大根”の他にも“カライモ”“ジャガイモ”“オクラ”等も栽培されています。『湯島生産部会』のある湯島は、上天草市大矢野島にある江桶港から船で約25分の所にある島で、島の形が「弓」を横にした形に似ていたため「弓島」と呼ばれていた呼称が変化したものと言われています。また、湯島は「談合島」とも呼ばれています。「談合島」の名称は「天草・島原の乱」の際、天草四郎を大将として、この島で作戦会議が行われたことに由来するそうです。

元々、湯島では大根が栽培されていましたが、高齢化や野菜価格の下落などが原因で栽培面積減少。幻の大根となってしまった“湯島大根”を熊本県と上天草市、生産者の皆さんが協力して平成19年より地域のブランド農産物として活動をはじめ現在に至りました。今回お話を聞いた『道の駅 上天草さんぱーる』の何川喜一支配人もブランド化活動の当初から活動されています。

川上「湯島大根の特徴は?」
中野「一目見てもらったら、分かるんですけど…」
平川「うわ!!」
川上「スタジオに入ってきましたけど、大きい!!重い!!」
中野「60cm以上あって、4kgぐらいあるそうです!」
平川「凄いですね!大根足とか言いますけど太もも級です!」

“湯島大根”の品種は、「耐病総太」「三太郎」等の一般的な物ですが、湯島の土壌と環境、栽培農家の皆さんの努力により、大きなものは60cm以上、重さも4㎏くらいにもなります。「湯島」は火山活動で溶岩の固まった玄武岩台地で、そのうえに植物の生育に適した土が堆積した「峯(みの)」と呼ばれる場所があり、そこで“湯島大根”は栽培されているそうです。「峯(みの)」に堆積された表土は「赤土」で排水性や保水性が優れていることが特徴です。栽培面積は現在50アール。耕運機を使用する以外は全て手作業で栽培が行われています。何川支配人のお話では「大きな湯島大根を手作業で収穫するのは重労働で、以前、視察にみえた方々が、手作業で栽培することを聞かれて驚かれて帰って行かれました。」とのこと。

川上「この大きな大根を収穫する時、皆さん手作業で!?」
中野「普通の大根を抜くのも大変ですけど、湯島大根は…腰痛めます!」
平川「尻もちついちゃいそうですね」
中野「それを1本1本抜いて、傷が付かないように手作業で洗って…本当に貴重な大根です」

【食べ方、販売は?】

中野「“風呂吹き大根”と“大根の皮のキンピラ”をお送りしました!」
川上「中野さん特製の味噌付き風呂吹き大根!ものすごく美味しい!!出汁をよく吸い込んでいます!」
中野「もともと水分が多いので、沸騰した出汁に付け込んで味をしみこませた感じです!」
平川「美味しい!!トロンとして、甘味がある!」
中野「大根おろしも美味しいですし、大きいので大根の皮が厚めなのですが、その皮をキンピラにすると美味しいです!」
川上「捨てるところがないですね!」
中野「葉っぱも、おみそ汁に入れると美味しいです!」

“湯島大根”は青果を“大根ステーキ”や“唐揚げ”などの食べ方で楽しめるほか、商品名“四郎漬け(寒干し)”や“姫漬け”と言う漬物、“切干大根”などに加工、販売されています。湯島大根は人気で『道の駅 上天草さんぱーる』でも販売されていますが、美味しい大根として大人気で販売される日には行列ができるほどとのことです。何川支配人のお話では「湯島大根は湯島からの定期船が出る朝9:30に生産者さんから『大根積みましたー!』という連絡がある日のみの販売です…(笑)」とのこと。「以前は無制限で販売していましたが、一度に20本購入する方もあり、今はお一人様2本までと制限させていただいています。」とも。

平川「2本でも8kg!」
川上「リーフレットに“小さな島の大きな大根”と書かれていますし、切り干し大根には“小さな島の大きな恵”と書かれています!本当にそうですね」
中野「幻の大根をブランド大根に復活されて、これを伝えていこうという動きがあるそうです」

●お問い合わせ先●
『道の駅 上天草さんぱーる』
熊本県上天草市大矢野町中11582-24
TEL 0964-58-5600

川上「来週は?」
中野「長崎県『UDS』清野さんの美味しい“野菜ドレッシング”を紹介します」

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道の駅 上天草さんぱーる
  • 熊本県上天草市大矢野町中11582-24

  • 0964-58-5600

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