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自然の理(福岡県京都郡みやこ町)

2020年11月15日

南北を急峻な山々に囲まれた中山間地域である、みやこ町の犀川地区で、ナシやモモ、ブドウ、など9品目のフルーツを育てる「松木果樹園」の松木慎介さん。
お客さんの声に応えフルーツ狩りを始めてからは春夏秋冬、四季折々のフルーツを求めて、遠方から訪れる人も多い。

自然を相手にする仕事だけに、「育てる」ことへのこだわりには気を使っている。
除草剤を使わず、のびてきた草を刈り、土に返す環境にやさしい自然手法「草生栽培」で、自然のサイクルに従う製法を取り入れている。 また、コストは3倍以上かかるが、実にコクを与える「有機肥料」を使った土づくりを20年以上続けている。

フルーツにとっての「寝床」であり「元気の源」である土壌で、手間暇かけて作った「松木果樹園」のフルーツは、樹上完熟で出荷するのがポリシー。  店に並んだ頃に合わせて完熟する果物は、木からちぎられているので、まろやかになるがそれ以上甘くならないという。 
「0.5度でも糖度を高く…」を求め、自然の理に従い「樹上完熟」にこだわる。

そんな、松木さんが未来に残したい風景は、「果樹園を見下ろす丘の上からの景色」
高台から望むそれは、あまりの広大さに、自分の仕事の大変さを痛感する場所であり、「頑張らなければ…」と身を引き締める景色でもある。

また季節の移ろいで見る景色も変わり、春は果樹の花が咲き、夏は青々とした緑の絨毯のようで、秋には葉が色づき、冬は雪をまとう…

普段は樹木の中で「見上げる」作業が多い中、ここから「見下ろす」景色は、松木さんにとっての土壌…「元気の源」である。

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