【Oasis~心の休息地をめぐる旅~】「Antique & Cafe Annola」犀川駅前のオアシス。古民家を再生してアンティークカフェへ（福岡・みやこ町）

福岡県みやこ町の犀川(さいがわ)駅前にあるアンティークカフェ「Annola（アンノラ）」へ。
店主の岩村宗一郎さんはみやこ町出身のUターン組。大学卒業後、400年続く京都の茶道家元に就職していた岩村さんは、帰省する度にシャッター街が増え、人口が減っていく故郷を見て「どうにかできないか」という想いを抱いていたとか。
そんな時に出会ったのが、栃木県・黒磯にある「この町を旅の目的地になる町に」というコンセプトのカフェ。
そのたった1軒のカフェの活動が、まちを元気にし、全国から観光客がやってきて、地域が賑わっていく姿を目の当たりにした岩村さんは、一念発起。
「犀川を旅の目的地に」という理念のもと、このカフェを開いたそうです。

古民家をセルフリノベーションしたカフェは、漆喰や柿渋が塗られた壁や柱の木が生き生きと呼吸している音が聞こえてきそう。
季節の花をさりげなく生けていたり、天然素材と伝統建築にこだわった店内は、どこか懐かしく、誰もが心安らぐような空間になっています。

注文した「クリームあんみつ」のセットもレトロっぽくてとっても素敵。
壁に飾られている絵画は岩村さんのお父さんが描かれたもので、展示販売している素敵な骨董品はお母さんが集めたものだとか。
親子三人の人柄と個性が重なり合ってできたカフェの雰囲気は正真正銘のアットホーム。町の人が自然と集いたくなるのがよくわかる、そんな居心地の良さがあります。

「町のためになれば」と始めたカフェは、今や岩村さん自身にとっても“オアシス“であり“心の拠り所“なのだそうです。
そんな大切なオアシスが枯れることがないように、その輪を広げ、仲間と一緒にキャラバンを作ったりしながら、日々「理想の町」を目指しています。
「この町と僕らは運命共同体なので、逆に言うと町を盛り上げない限り、僕らの命は続いていかない。難しさもあるけど、その分、面白い」と語ってくれました。

最近は道路が充実してきたこともあって、北九州や広島など遠方からも人が来てくれるようになったそうです。
この日も続々と来るお客さんで賑わっていました。


■Antique & Cafe Annola（アンノラ）
住所　福岡県京都郡みやこ町犀川本庄514−3
営業時間　11:00〜17:00
定休日 水・木曜
Instagram @annola419
https://www.instagram.com/annola419/

※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。

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【Oasis】
~心の休息地をめぐる旅〜
私が見つけた心の休息地
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人生をもっと豊かにしてくれる。

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