こちらは将棋の藤井聡太七冠です。

自身２つ目の「永世称号」をかけた王位戦の第４局が１９日佐賀県唐津市で始まりました。

市民の皆さんも胸が高鳴っています。

「近くに入られていると思うとドキドキ」「わざわざ唐津に来てもらえるというのが予想外というか」「勝ってほしいですね」

老舗旅館「洋々閣」で始まった王位戦七番勝負の第４局。

勝てば「棋聖」に続く自身２つ目の永世称号に王手をかける藤井七冠に、王位戦初となる渡辺明九段が挑みます。

先手・渡辺九段が「７六歩」を打つと…。藤井七冠はお茶を飲んで「８四歩」で応じます。

攻防続く中、気になるのが恒例の勝負おやつです。

渡辺九段は呼子産の甘夏みかんで作ったゼリーを。

対する藤井七冠は、甘さ控えめで上品な味わいが特徴の唐津市発祥の和菓子「けえらん」を選びました。

伊藤けえらんの伊藤正一郎さんは「うちのお菓子を食べて頂ける機会があるというのは思いもしなかった。豊臣秀吉に献上した戦勝祈願のお菓子。知ってか知らないか分からないが頂上決戦みたいなところにお菓子を献上できたのが良かった」と喜びを語っていました。

藤井七冠、ゲン担ぎとして選んだのでしょうか。

対局は２０日夜までには勝負が決まる見通しです。

藤井七冠ですね、おやつに続いて勝負飯もゲン担ぎを意識してそうなんです。

選んだのがこちら、「太閤穴子丼＆地魚茶碗蒸し」玄界灘でとれた新鮮な穴子をふんだんに使った丼に唐津産のハモやワタリガニなどを使った茶碗蒸しのセットです。

提供した寿司店・笑咲喜の店主、江崎順二さんもこの表情で、「人生で有るかないかの出来事でとても光栄。本当に嬉しいです」と話していました。