【馬場漁網本店❶】「4代目の決意」山内律子さん
放送内容
2025年08月24日
2025年8月24日(日)に放送された『九州リースサービスプレゼンツ STORY』では、日本の伝統的な魚網作りを今に伝える、筑後市の「馬場漁網本店」4代目・山内律子さんの物語をお届けします。
かつて、福岡県の八女・筑後地方で数多くの財産を築いた網屋も、今ではほとんど見られなくなりました。
とりわけ川漁を専門とする漁師が減少し、漁網の需要も少なくなりました。
全国的にも漁網専門の店が希少となるなか、筑後市にある「馬場漁網本店」の4代目、山内律子さんは37年にわたって、川漁師を支える漁網を作り続けています。
「馬場漁網でつくる網はよくとれる!」。
律子さんが作る網は、それを使う漁師さんからそのように評価されています。
間違いのない素材を使い、一つ間違えれば全ての糸をほどくほどの徹底したこだわりは、職人としての揺るぎないプライドの表れです。
日頃から漁師さんと密にコミュニケーションをとり、最高の網を追求してきました。
漁師さんから高く評価されている律子さんの技術は一方で、時間と忍耐を必要としています。
自分の技術を後世に残したいと考える律子さんは、網を買いに来るお客さんにも無償で技術を伝えようとしています。
そしていま、息子の山内智仁さんが、5代目を継承すべく、律子さんのもとで修業をはじめています。
厳しい時代の中にあっても、漁網職人4代目の決意は揺らぎません。
「よくとれる網」を求める人々のために、そしてこの技術を未来へとつなぐために、5代目の育成に心血を注ぎます。
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