MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

【ステンドグラス職人❶】「繋いできた半世紀」原義一さん

放送内容

2025年10月05日

2025年10月5日(日)に放送された「九州リースサービスプレゼンツ STORY」は、福岡県糸島市のステンドグラス職人・原義一さんの物語です。
アトリエ・エトルリアを主宰する原義一さんは、サラリーマンから転身し、50年の経歴を持つベテラン職人・アーティストです。
彫金、アートメタル、そしてステンドグラスと幅広い領域で活躍する原さんの根底にあるのは、「物を作ることへの尽きることのない情熱」と「芸術への深い知識」です。

驚くべきことに、原さんはステンドグラス製作について誰にも師事していません。
50年前、まだステンドグラスが一般的ではなかった当時、原さんは「この本が私の先生」と語るように、何十冊もの洋書を独学で翻訳しながら技術を習得しました。
ガラスの切り方から製法、作品例にいたるまで、洋書からモノづくりの原点を吸収し、その技を究めてきました。

ステンドグラスは、色とりどりのガラスを組み合わせて光のアートを生み出す芸術です。
原さんは、モチーフをもとにランプなどをデザインし、それに合わせてガラスをひとつひとつ丁寧にカットしていきます。
原さんのスタイルは、細かいディテールまで徹底的にこだわること。「これだけでいいかと少し曲がったままで完成にすることは有り得ない」と語る通り、手を抜かないこと。そして相手が心から満足するものを作ることがモットーです。
半世紀にわたり培われたその確かな技術は、原さんが主催するステンドグラス教室を通じて、多くの人々に今も受け継がれています。

原さんが未来に残したい風景は、自身がステンドグラスのオブジェを設置した糸島市の二見ヶ浦の風景です。
高台にある二見ヶ浦公園聖地からは、玄界灘と、そこに集う人々の営みが一望できます。35年前にこの地に魅せられて移り住んだという原さんにとって、この絶景スポットは、いつまでも変わらずに残ってほしいふるさとの風景なのです。

MAP

アトリエ・エトルリア

の動画一覧

    • YouTube KBC公式チャンネル
    • KBC映像販売