旧門司駅遺構 市民団体が全面保存を求める署名を提出
福岡|
08/06 16:45
![署名を提出する市民団体](/up/news/65e2e98a3ab426c35979e61847fd01e4f98d87bc.jpg)
北九州市の複合公共施設の建設予定地で見つかった旧門司駅関連遺構について、地元の市民団体が6日、全面保存を求めて1875筆の署名を市に提出しました。
署名を提出したのは、北九州市門司区の「初代門司港駅跡の保存を求める会」です。
旧門司駅関連遺構の全面保存を求めた署名は、前回5月に提出した分と合わせて3216筆にのぼります。
「保存を求める会」の中川研治代表は、「遺構を現地保存や公開し、現在の門司駅や門司港レトロなどと一体的に整備すれば、唯一無二の近代日本歴史回廊ができあがる」と主張しました。
これに対し、北九州市の担当課長らは「市の内部で共有する」としています。
この問題を巡っては、北九州市は関連遺構を取り壊し、区役所などが入る複合公共施設の建設計画を進めていて、今月中旬から記録保存のための発掘調査を行い、早くて11月にも工事に着手する方針です。