北九州市営バス”運転手不足”で9月から減便
福岡|
08/08 19:49
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北九州市営バスは、来月1日から平日運行される便数の約1割にあたる64便が減便されることになりました。
バスを運営する北九州市交通局の発表によりますと、減便の対象は全31路線76系統のうち、22路線50系統で、平日便数の9%に当たる64便と、土曜便数の0.5%に当たる3便を減便します。
減便は去年3月のダイヤ改正以来で、路線や系統の廃止はない、としています。
北九州市交通局は減便の理由について、深刻な運転手不足や労働時間の規制が強化されるいわゆる2024年問題で、現在のダイヤの維持が難しくなったためと説明しています。
北九州市交通局では2022年度に運転手12人の退職に対し12人を採用しましたが、昨年度は19人の退職に対し採用は14人にとどまり、欠員状態が悪化しているということです。
北九州市交通局は初任給の7000円増額や給与水準の底上げといった処遇改善を目指すほか、秋にはバス運転手の体験会を行い、人員確保を目指します。