7年前に6人死亡したアパート火事 元住人の男を逮捕
福岡|
09/27 00:05
2017年に北九州市小倉北区でアパートが全焼し、6人が死亡した火事で、福岡県警は26日、元住人で別の放火事件などで服役している男を逮捕しました。
現住建造物等放火などの疑いで逮捕されたのは、井上浩二容疑者(56)です。
警察によりますと井上容疑者は、2017年5月、北九州市小倉北区清水のアパート「中村荘六」に侵入して火をつけ、全焼させた疑いが持たれています。
この火事で、住人の当時55歳から84歳までの男性6人が死亡しています。
井上容疑者も元住人で、出火前後、付近の防犯カメラに現場近くを行き来する井上容疑者とみられる人物が映っていたことなどから、警察が捜査をすすめ、逮捕につながりました。
井上容疑者は、火事の8日後に八幡東警察署の電気錠をガスバーナーで焼損させたほか、交番の原付バイクなどに放火した罪などで福岡高裁が懲役6年を言い渡し、服役中でした。
警察の調べに対し井上容疑者は、「逮捕された理由は理解できましたが、私はそのようなことはやっていません」と、容疑を否認しているということです。
警察は捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に捜査を進めています。