次世代の乗り物…AIオンデマンド交通など実証実験
佐賀|
10/01 19:15
AIやセンサーなどの最新技術を使って、私たちが普段乗っている公共交通機関も進化しているんです。
佐賀市では今月7日から自動運転バスの実証実験が始まります。
佐賀市で先月30日に開催されたのは、報道陣むけの自動運転バスの乗車体験会です。
実証実験は、佐賀県と佐賀市が共同で取り組んでいるもので、昨年に引き続き2回目の実施となります。
今年運用されるバスには、周囲の障害物を検知するセンサーが7台と信号の色などを検知するカメラが5台ついています。
およそ10分かけて佐賀駅バスセンターからSAGAサンライズパークまでの片道およそ1.8Kmを運行します。
また実証実験の期間中は、国民スポーツ大会も開催されることもあり、乗車人数はおよそ5000人を見込んでいるということです。
佐賀県知事と佐賀市長も一足早く乗車しました。
佐賀県の山口祥義知事は「みんなで話しあって新しい社会の実現を佐賀から行ってみたい」
佐賀市の坂井英隆市長は「多くの皆様に未来の技術を実感して頂ければありがたい」と話しました。
実証実験は今月の14日間開催され、無料で乗車できるということです。現在HPで予約を受け付けています。
一方、福岡県鞍手町で1日から実証運行が始まったのは、AIを活用したオンデマンド交通、「のるーと鞍手」です。
アプリや電話などを通じて予約すると、AIを搭載したシステムが効率的な運行ルートを自動作成します。
乗り降りする場所は町内およそ180カ所の地点から選ぶことができ、行きたいときに行きたい場所へ利用できるのが魅力です。
車両の定員は8人で、支払いには現金のほか、交通系ICカードやクレジットカードも利用できます。
町の担当者は、免許を返納した高齢者の利用を例に挙げ、「お店や病院など、乗り降りできる場所を増やしていきたい」と話していました。
実証運行の期間は最大6か月で反応もふまえながら本格運行も検討するということです。