泣いて“遺体放置”を謝罪 小学校教師“殺害”の夫
福岡|
10/02 19:18
去年、久留米市の自宅で小学校教師の妻を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、男は、妻の遺体を放置したことについて、泣きながら謝罪しました。
「むごいことを妻にしたと思っています」被告は1カ月の間、遺体を放置したことについて、反省を口にしました。
起訴状などによりますと、渡邉司被告(42)は、去年9月、久留米市の自宅で妻で小学校教師の彩さん(当時35歳)の首を圧迫し窒息死させたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われています。
これまでの公判で弁護側は、「彩さんは口論のあとに自殺した」として、殺人について無罪を主張しています。
2日の被告人質問で渡邉被告は死体遺棄についての謝罪の気持ちを弁護側に問われると、突然立ち上がり、裁判長が着席を促すなか、「申し訳ありません」と泣きながら謝罪しました。
その後、被害者が亡くなってすぐに通報しなかった理由を検察側から問われると、「自殺した妻に最初は怒りがあった」「通報が遅れて自分が疑われるとは全く思わなかった」などと話しました。
判決は21日に言い渡されます。