博多の秋の風物詩 櫛田神社の「ぎなん落とし」
福岡|
10/04 14:52
4日、博多の秋の風物詩ともいわれる「ぎなん落とし」が、今年も福岡市博多区の櫛田神社で行われました。
午前10時、4人の神職が境内にある高さ22メートルのイチョウ・別名ギンナンの木『夫婦ぎなん』の枝を竹ざおで揺すり、色づいた実を払い落していきます。
博多弁で「ぎなん」と呼ばれるギンナン。
落ちた実は巫女たちが箸で丁寧に拾い集め、神前に供えられました。
今年は猛暑の影響などにより実が例年よりも半分以上少なかったということです。
雌雄の木が寄り添うように立つ『夫婦ぎなん』は、樹齢300年以上の御神木として夫婦円満や子孫繁栄のシンボルになっています。
収穫されたギンナンは、来年3月の「ぎなん祭」で参列者に配られるということです。