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九大箱崎キャンパス跡地の区画整備事業で、職務上知り得た情報を知人らに漏らしたなどとして、地方公務員法違反や横領の罪に問われた元・福岡市職員に対し、福岡地裁は、８日懲役２年６カ月の実刑判決を言い渡しました。

判決などによりますと当時、福岡市の住宅都市局に勤務していた野中俊秀被告（３５）は２０２２年３月、九州大学箱崎キャンパス跡地の区画整備事業について業務上知り得た個人情報が記載された資料を不動産会社の経営者らに提供したとして地方公務員法違反の罪に問われていました。

また、知人から借りた腕時計、合わせて４本を約１０００万円で質入れしたとして横領の罪にも問われていました。

８日に福岡地裁で開かれた判決公判で、田野井蔵人裁判官は、「被告には株やＦＸによる１憶８０００万円以上の損失があった」「市民の信頼を軽々しく裏切る行為」などとして、野中被告に懲役２年６カ月の実刑判決を言い渡しました。