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佐賀県の事業所が外国産のアサリを「熊本産」と偽って販売していたことが分かり、佐賀県が１８日、行政指導を行いました。

佐賀県生活衛生課によりますと、産地の不適正表示が発覚したのは、鳥栖市の食品加工・販売会社「的野水産」です。

今年の春ごろ「的野水産のアサリに産地偽装の疑いがある」と熊本県から情報提供を受け、先月から県が立ち入り検査を行いました。

その結果、３月以降に中国産や韓国産の生のアサリと、中国産の冷凍のアサリ合わせて少なくとも２２０キロが「熊本産」として販売されていたことが確認されました。

これを受けて佐賀県は１８日、的野水産に対して、原因の究明や報告書の提出などを求める行政指導を行いました。

佐賀県の聞き取りに対して的野水産は、「当初は正しい表示をしていたが、売れ行きが悪かったので、熊本産と表示をするようになった」と話しているということです。

佐賀県は「アサリは見た目での産地識別が難しいため、表示は重要な情報となる。食品関連の事業者には表示の重要性を改めて確認してほしい」としています。