久留米市で小学校教師“殺害”の夫に懲役16年の判決
福岡|
10/21 15:32
去年、福岡県久留米市の自宅で、小学校教師の妻を窒息死させたとして殺人などの罪に問われた男の裁判員裁判で、福岡地裁は21日、懲役16年の有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、渡邉司被告(42)は、去年9月、久留米市の自宅で、妻で小学校教師の彩さん(当時35歳)の首を圧迫し、窒息死させた殺人と死体遺棄の罪に問われていました。
これまでの公判で、渡邉被告と弁護側は「妻は自殺だった」として、殺人については無罪を主張していました。
21日に福岡地裁で開かれた公判で、福岡地裁の岡本康博裁判長は「被告は、以前から被害者にうっぷんをかかえ、口論により殺害に至ったと考えられる」「被害者の自殺であるとの不合理な弁解に終始し、内省が深まっているとは言えない」などとして、懲役16年の有罪判決を言い渡しました。