久留米市で教師の妻“殺害” 夫に懲役16年の判決
福岡|
10/21 19:18
去年、福岡県久留米市の自宅で、小学校教師の妻を窒息死させたとして殺人などの罪に問われた男の裁判員裁判で、福岡地裁は21日、懲役16年の有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、無職の渡邉司被告(42)は、去年9月、久留米市の自宅で、妻で小学校教師の彩さん(当時35歳)の首を圧迫し、窒息死させたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われていました。
これまでの公判で渡邉被告と弁護側は「妻は自殺だった」として、殺人については無罪を主張していました。
そして21日、福岡地裁で開かれた判決公判。
岡本康博裁判長は「被告人は、被害者が自殺であるとの不合理な弁解に終始し、内省が深まっているとは言えない」「被害者が自殺したとの供述は、客観的な状況や検察側の証人である法医学の専門家の供述と矛盾し、信用できない」などとして、懲役16年の有罪判決を言い渡しました。