上級生1人と新たに和解…高2いじめ自死損賠訴訟
福岡|
10/21 23:14
宗像市の高校に通う男子生徒が3年前、いじめを訴えて自殺し、母親が当時の上級生らに損害賠償を求めた裁判で、21日、新たに上級生1人と和解が成立しました。
訴状などによりますと、2021年3月、東海大学付属福岡高校の剣道部に所属していた侑大さん(当時17歳)は、いじめを訴える遺書を残し、自ら命を絶ちました。
侑大さんの母親は、強制わいせつ行為など自死に至らしめるほどの強い精神的苦痛を与えたとして、剣道部の上級生だった4人に損害賠償を求める裁判を起こし、先月、1人と和解が成立していました。
母親の代理人によりますと、21日、別の上級生1人が、性的暴行の様子を動画で撮影し複数人に送信したことを認め、謝罪と慰謝料の支払いに応じることで、和解が成立したということです。