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「飯塚事件」即時抗告審 福岡高裁が検察側に証拠開示を「勧告」 

福岡

10/28 20:21

福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害された「飯塚事件」の第2次再審請求の即時抗告審で、福岡高裁は28日、検察側に事件当時の捜査報告書などを提出するよう勧告したと、弁護団が明らかにしました。

1992年、福岡県飯塚市で当時小学1年生だった女の子2人が誘拐・殺害された飯塚事件では、久間三千年元死刑囚が殺人の罪などに問われ、一貫して無罪を主張する中、死刑が確定し、2年後に刑が執行されました。

久間元死刑囚の妻は、新たな証言を証拠として2021年に2度目の裁判のやり直し=再審を申し立てていました。

福岡地裁は6月にこの再審請求を棄却し、弁護側は福岡高裁に即時抗告。

28日には裁判所・弁護団・検察側の三者協議が開かれました。

弁護団によりますと、検察側がこれまで「見当たらない」としている当時の捜査報告書や証拠の一覧表について、福岡高裁は12月27日までに提出を求める勧告を検察側に対して行ったということです。

弁護団は「初期供述が開示されると大きな展開を迎える。裁判所が前向きにこの事件に取り組もうとしている表れだと感じる」と話しました。

10月28日(月)のニュース