手錠から手を抜き刑務官に“暴行” 福岡刑務所に護送中の受刑者
福岡|
10/29 13:19
懲役刑が確定し、福岡刑務所に護送中だった男性受刑者が、手錠から手を抜いて、職員に暴行を加え公務を妨害したとして、29日書類送検されました。
公務執行妨害の疑いで書類送検されたのは、60代の男性受刑者です。
福岡刑務所によりますと、男性受刑者は4月、福岡刑務所に護送されていた車内で、両手首にかけられた手錠から左手を抜き取り、近くにいた男性刑務官の右肩につかみかかったうえ、止めに入った別の男性刑務官にも足蹴りをするなどの暴行を繰り返して約30分間護送を停止させ、公務執行を妨害した疑いがもたれています。
男性受刑者は手錠以外にも腰縄を付けた状態で、数分間暴行に及んだ後、刑務官の「落ち着きなさい」などの制止の言葉に応じたということです。
男性受刑者は、福岡刑務所の調べに容疑を認めていて、福岡刑務所の竹内徹所長は、「このような事件が起こったことは誠に遺憾。同種事案の再発防止に努める」とコメントしています。