玄海原発に“緊急時対策棟”完成 今月中にも運用開始
佐賀|
10/29 19:22
九州電力・玄海原子力発電所で事故が発生した場合などに、指揮命令を行うための、緊急時対策棟が29日、報道陣に公開されました。
佐賀県・玄海町の玄海原子力発電所に新たに設置される緊急時対策棟。
発電所内で災害や事故などが発生し、緊急の対応が必要な場合に、各現場への指揮や国などとのオンライン会議を行う拠点となります。
現在運転中の3号機、4号機からは700メートルほど離れた場所に設置され、延べ床面積が約6000平方メートル、地下2階、地上2階の構造となっています。
職員100人のほか、自衛隊や消防などの外部からの応援も200人以上収容可能で、15の会議室やシャワーを備えた休憩室も用意されています。
玄海原子力発電所の福山浩之次長は、「緊急時対策棟を、実際に使うことがないことが重要。日ごろから安全を最優先に運営に努めてまいります」と話しています。
緊急時対策棟は国からの承認後、10月中にも運用を開始するということです。