避難所の臭い問題解決へ!産学官が連携して製品開発
福岡|
11/07 19:44
長岡さん、これ何だと思いますか?靴箱?そうなんです、靴箱なんです。でも、ただの靴箱ではなく、ある問題を解決するために作られたんです。
去年7月の豪雨災害時、ボランティアセンターとなった広川町の施設で避難所の「臭い」に関する衛生問題を解決するためのワークショップが開かれました。
さきほどの靴箱も避難所に設置して、被災者やボランティアに使ってもらおうという目的で作られた物なんです。
製作したのは京都工芸繊維大学の学生たちなどで、生活のさまざまな臭いを脱臭できるパナソニックのナノイー技術が使われています。
「うん、消えてますね」ワークショップでは、広川町社会福祉協議会の職員らが参加して学生たちが開発した脱臭靴箱と脱臭バッグの検証を行いました。
去年7月の豪雨でボランティア活動を行った広川町社会福祉協議会の江口信也事務局次長は「ボランティアの方からも「臭いがきついね」という声は出てたので、どうにかしたいなと思っていたのは日頃からあります」と話します。
製品作りに取り組む京都工芸繊維大学畔柳加奈子助教ONは「避難所で使う場合に抵抗なく使えること、年齢や世代問わず使い方を分かっていただけるような物にしてるつもりです」と説明します。
開発された商品の製作については今後クラウドファンディングが検討されています。