TGCで“公職選挙法違反” 県議会議長と立候補者を告発
福岡|
11/13 17:24
衆院選の公示3日前に行われた「TGC KITAKYUSYU 2024」の会場で福岡県議会の香原勝司議長と自民党公認で立候補した元県議の吉村悠氏が不特定多数の観衆の前で選挙運動を行ったとして刑事告発を行った男性2人が、13日会見を開きました。
告発したのはYoutubeチャンネル「センキョタイムズ」を配信する大井忠賢氏と元木哲三氏です。
告発状によりますと、10月12日、北九州市で開催された東京ガールズコレクションにおいて、香原議長は、福岡県がスポンサードするワンヘルスのコーナーでステージに上がり、自らを県議会議長と名乗ったうえで「今回、国政選挙に挑むことになった私の盟友」と場内にいた吉村氏を紹介し「はるかちゃーん!がんばってー!!」「皆さん、よろしくお願いします」などと発言し、吉村氏は「議長!」と応じたとしています。
イベントは吉村氏が立候補する予定の選挙区内で開催されていました。
大井氏と元木氏は一連の行為は公職選挙法により禁じられている公示日(10月15日)前に投票を促す極めて悪質な犯罪行為であり、公務員の地位利用による選挙運動の禁止にも該当するとしています。
13日、福岡市内で記者会見を開いた大井氏と元木氏は
「福岡県の有権者を馬鹿にしているとしか思えない。県議会議長の立場の人が公職選挙法の規定を知らずにやっているとしたらあまりにも酷すぎる。公選法違反でないとしたら、子どもに説明できない。幅の広いグレーゾーンとは認めがたい。」などと厳しく指弾しました。
香原議長はKBCの取材に対し12日、「選挙運動という意図はなく、ワンヘルスを一緒に頑張ってきた同志をただ紹介したかった。言葉足らずの部分があり、誤解をされたのであればそこは反省をしたい」としています。
「TGC KITAKYUSYU 2024」には当日、9960人が来場し再配信を含め154万人余りが視聴したということです。